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結婚1年目、夫婦のすれ違いが増えた…なぜ?|原因5つと今日できる歩み寄り方

結婚して1年。幸せなはずなのに、夫婦のすれ違いが増えた気がしていませんか。結婚1年目のすれ違いは珍しいことではなく、多くの夫婦が通る道です。この記事では、結婚初期にすれ違いが増える原因5つと、今日からできる歩み寄り方、切り出しの言葉の例文を紹介します。

36.5°編集部編集部約11分で読めます

結婚して1年。幸せなはずなのに、夫婦のすれ違いが増えた気がしていませんか。結婚1年目のすれ違いは珍しいことではなく、多くの夫婦が通る道です。この記事では、結婚初期にすれ違いが増える原因5つと、今日からできる歩み寄り方、切り出しの言葉の例文を紹介します。

結論からお伝えすると、結婚1年目のすれ違いの多くは「相手が変わった」からではありません。別々に育った2人が、はじめて同じ生活を運営し始めたことで、見えていなかった違いが表に出てきただけです。

違いは消すものではなく、すり合わせるものです。この記事を読み終えるころには、今夜どんな一言から始めればいいかが見えてくるはずです。

目次

結婚1年目にすれ違いを感じるのはおかしくない

「新婚なのに、こんなにぎくしゃくするのは自分たちだけでは」と不安になっていませんか。そう感じるのは、あなただけではありません。

厚生労働省の人口動態統計によると、2023年の離婚件数は183,808組でした。そのうち同居期間5年未満の離婚は52,783組で、全体のおよそ3割にあたります【出典:厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況」第12表。割合は編集部算出】。

この数字は「結婚初期は離婚しやすいから気をつけて」と言いたいのではありません。結婚してすぐの時期は、それだけ多くの夫婦が大きなすれ違いを経験する時期だ、ということです。

恋人だったころは、会う時間を「選んで」いました。結婚すると、疲れている顔も、朝の不機嫌も、お金の使い方も、選ばずに全部が見えます。すれ違いが増えたと感じるのは、関係が悪くなったからではなく、見える範囲が一気に広がったからだと考えられます。

結婚1年目にすれ違いが増える原因5つ

なぜ、好きで結婚したはずの2人がすれ違うのでしょうか。結婚初期に多い原因を5つに整理します。自分たちはどれに近いか、当てはめながら読んでみてください。

原因よくある場面背景にあるもの
1. 生活習慣の違い起床時間、片付けの基準、休日の過ごし方育った家庭の「ふつう」が違う
2. 家事分担のズレ「気づいた方がやる」で片方に偏る分担の基準を決めていない
3. お金の感覚の違い貯金の優先度、趣味への支出安心の基準が人によって違う
4. 実家との距離感帰省の頻度、親への連絡、同居や援助家族観の違い
5. 期待のズレ「結婚したらこうなるはず」が外れる言葉にしていない期待

原因1. 生活習慣の「ふつう」が違う

いちばん多いのが、生活習慣の違いです。朝食を食べるかどうか、脱いだ服をどこに置くか、休日は出かけたいか家で休みたいか。

一つひとつは小さなことでも、毎日くり返されると「どうして分かってくれないの」という気持ちに育ちます。けれど、どちらかが間違っているわけではありません。それぞれの実家で20年以上かけて身についた「ふつう」が、ただ違うだけです。

原因2. 家事分担が「気づいた方がやる」になっている

結婚初期は、家事分担を細かく決めていない夫婦が少なくありません。「気づいた方がやる」は一見やさしいルールですが、気づきやすい方に負担が偏りやすい仕組みです。

そして負担が偏った側は「やってもらって当たり前になっている」と感じ、もう片方は「言ってくれればやるのに」と感じます。どちらも悪意はないのに、不満だけが積もっていきます。

原因3. お金の使い方に、お互いの「安心」が隠れている

お金のすれ違いは、金額の問題に見えて、実は安心の基準の問題です。貯金が増えることで安心する人もいれば、好きなことに使える余白があることで安心する人もいます。

結婚前は別々の財布だったものが、1つの家計になります。相手の使い方が「無駄づかい」に見えるとき、その奥には「自分の安心が脅かされている」という気持ちが隠れているかもしれません。

原因4. 実家との距離感が合わない

帰省は年に何回か、親に毎日連絡するのはふつうか、親から援助を受けるかどうか。実家との距離感は、育った家庭によって大きく違います。

「実家を大事にしてほしい」と「まず2人の家庭を優先してほしい」は、どちらも自然な願いです。ただ、結婚1年目は両方の実家との関係がはじめて同時に動き出す時期なので、ズレが見えやすくなります。

原因5. 「結婚したらこうなるはず」という期待のズレ

最後は、期待のズレです。「結婚したら毎晩一緒に夕食を食べられる」「休日は2人で過ごすもの」。こうした期待は、口に出していないことがほとんどです。

言葉にしていない期待は、相手には届きません。それなのに、外れたときだけ「裏切られた」と感じてしまう。結婚初期のさびしさの多くは、ここから生まれていると考えられます。

結婚1年目のすれ違いへの対処法5選

では、どこから歩み寄ればいいのでしょうか。今日できることから、少し時間がかかるものの順に5つ紹介します。全部やる必要はありません。1つ目だけでも、今夜試してみてください。

対処法1. 「正しさ」ではなく「違い」として話す

今日からできるいちばん小さな一歩は、言い方を1つ変えることです。「なんで片付けないの」は正しさの話になり、相手は守りに入ります。

代わりに、「私はこうだったんだけど、あなたの家ではどうだった?」と聞いてみてください。違いとして話すと、相手も自分の「ふつう」を説明しやすくなります。

切り出しの言葉(そのまま使えます)

「責めたいわけじゃなくて、お互いの『ふつう』を知りたいだけなんだけど、少しだけ話せる?」

「最近ちょっとすれ違ってる気がして、さびしいなと思ってた。あなたはどう感じてる?」

対処法2. 「気づいた方がやる」をやめて、担当を見える化する

家事は、一度だけでいいので全部書き出してみてください。料理、洗い物、ゴミ出し、洗濯、掃除、買い出し、名もなき家事まで。

書き出すと、どちらかに偏っていることが目で見て分かります。「偏っている」が事実として共有できれば、責めなくても分担の話に進めます。完璧な分担を目指すより、「見えるようにする」ことが先です。

対処法3. お金は「ルール」より「安心の形」から話す

お金の話は、いきなり金額の線引きから入るとぶつかりやすくなります。先に「どうなっていると安心?」と聞いてみてください。

「毎月これだけ貯まっていると安心」「自由に使えるお金が少しあると安心」。お互いの安心の形が分かると、ルールは後からついてきます。家計の具体的な設計に迷うときは、ファイナンシャルプランナーなど専門家に相談するのも1つの方法です。

対処法4. 実家の話は「2人のルール」を先に決める

実家との距離感は、相手の親をどう思うかではなく、「2人としてどうするか」の話に置き換えてみてください。帰省の頻度、親からの連絡への返し方、援助を受けるかどうか。

先に2人でルールを決めておくと、親の前で判断に迷うことが減ります。「あなたの実家が」ではなく「私たちはどうしたい?」という主語で話すのがコツです。

対処法5. 週に1回、15分の「振り返りの時間」をつくる

少し時間がかかりますが、効果が積み上がるのがこの方法です。週に1回、15分だけ、「今週うれしかったこと」と「ちょっと気になったこと」を1つずつ話します。

ポイントは、気になったことを溜めずに小出しにすること。すれ違いは、大きな事件よりも、小さなことを言えないまま1か月過ごすことで深まります。寝る前でも、休日の朝のコーヒーの時間でもかまいません。

結婚1年目にやってはいけないNG行動

歩み寄ろうとしているのに、逆効果になってしまう行動もあります。ここでは3つに絞って紹介します。

もう1つ付け加えるなら、「黙って我慢する」もNGに近い行動です。我慢は一時的に波風を立てませんが、言えなかった気持ちは消えずに積もります。

どうしてもつらいときの選択肢

話してみようと思っても、「どう切り出しても喧嘩になる」「相手が話し合いに乗ってこない」という夫婦もいるでしょう。そんなときの選択肢を、順番に整理します。

夫婦でできる次の一歩

まず試してほしいのは、「相手の反応を変えようとしない」一歩です。相手を変えるのではなく、「自分がどう感じているか」を1つだけ伝えてみる。

たとえば「最近さびしいと感じていた」「分かってほしいことがある」。要求ではなく気持ちを置くだけなら、相手も受け取りやすくなります。返事がすぐに返ってこなくてもかまいません。言葉にした、という事実が次の対話の土台になります。

専門家に相談するという選択

2人だけで話すと同じところをぐるぐる回ってしまうなら、第三者に話すだけで整理できることがあります。夫婦カウンセラーや公認心理師など、夫婦関係を専門にする窓口があります。

夫婦そろって行く必要はなく、ひとりで相談できるところも多くあります。眠れない、食欲がない、気分の落ち込みが続くといった状態があるときは、心療内科など医療機関への相談も選択肢です。なお、この記事の内容は医療的な診断ではありません。具体的な判断は専門家にご相談ください。

まず、お互いの「本音のタイプ」を知るという選択

すれ違いの根っこには、人それぞれの傾向の違いがあります。たとえば「惹かれ方」「距離の縮め方」「関係の決め方」「関わりのリズム」の4つです。たとえば「じっくり派」と「テンポ派」では、話し合いの進め方のちょうどよさがそもそも違います。

こうした違いを「性格が合わない」ではなく「タイプが違う」と理解してみてください。相手の行動に名前がつくと、責める気持ちが少し和らぎます。それでもひとりで抱えてしまうときは、まず自分の本音を確かめるところから始めてみませんか。

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結婚1年目のすれ違いに関するよくある質問

結婚1年目で離婚を考えるのは早すぎますか?

早すぎるかどうかは、第三者が決めることではありません。ただ、結婚1年目のすれ違いの多くは、すり合わせがまだ済んでいない段階で起きています。

離婚を考える前に、この記事の対処法1(違いとして話す)と対処法5(週1回の振り返り)を1か月だけ試してみてください。それでも何も変わらないと感じるなら、専門家に相談する段階かもしれません。

新婚なのに会話が減ったのは、冷めたサインですか?

必ずしもそうではありません。同居が始まると「会わなければ話せない」状態がなくなり、意識して話す機会が自然に減ります。

会話が減ったと感じたら、まず「今日あったこと」を1つ話すところから始めてみてください。内容より、話しかける習慣そのものが大切です。

結婚1年目のすれ違いは、いつまで続きますか?

明確な期限はありません。ただ、「生活習慣」「家事」「お金」「実家」「期待」の5つをひととおり話し合えたかどうかは大きな分かれ目です。話せた夫婦は、2年目以降のすれ違いが減りやすいと考えられます。

逆に、話さずに我慢でやり過ごすと、同じテーマが数年後にまた表に出てきやすくなります。早く終わらせるより、丁寧にすり合わせることを優先してください。

相手が話し合いに応じてくれないときはどうすればいいですか?

「話し合おう」という言葉そのものが、相手には「責められる時間」に聞こえていることがあります。まずは「5分だけ、ちょっと聞いてほしいことがある」と、短く、要求ではなく気持ちを伝える形にしてみてください。

それでも難しければ、ひとりで専門家に相談してもかまいません。夫婦そろわなくても、あなたの受け止め方が整理されるだけで関係が動くことがあります。

新婚のすれ違いを相談できる窓口はありますか?

夫婦カウンセラー、公認心理師、自治体の相談窓口などがあります。暴力やおどしが関わる場合は、関係改善より安全確保を優先してください。配偶者暴力相談支援センター(内閣府・DV相談ナビ)に相談できます。

まとめ|結婚1年目のすれ違いは、歩み寄り方を知るためのサイン

結婚1年目のすれ違いは、関係が壊れかけているサインではなく、2人の「ふつう」がはじめて正面からぶつかっているサインです。離婚全体の約3割は同居5年未満です。結婚初期が多くの夫婦にとって大きな節目であることが、この数字からも分かります。

原因は、生活習慣・家事分担・お金・実家との距離感・期待のズレの5つに整理できます。対処法は、「正しさ」ではなく「違い」として話すことから始めます。そこから家事の見える化、安心の形を話すこと、「私たちは」を主語にすること、週1回の振り返りへと広げていきます。

言わなくても分かるはず、と期待し続けないこと。比べないこと。早く結論を出さないこと。この3つを避けるだけでも、話し合いはずいぶん楽になります。

それでも、ひとりで抱えてしまう夜があるかもしれません。そんなときは、まず自分の本音を確かめるところから始めてみてください。相手を変える前に、自分とパートナーの違いを知ることが、いちばん近い歩み寄りの入り口です。

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